ヤフーブログに移動しました。
親愛なる皆様
すっかりご無沙汰しています。そちらはすっかり寒くなっていますね。
マレーシアに来て、7ヶ月目です。
難航したロングステイビザ(10年ビザ)も無事いただき、今は自家用車の個人輸入に挑戦中です。
あわただしさも落ち着き、ブログを再開しようと思ったのですが、こちらのネット環境が悪く、アメブロだと、なかなかつながらない状態です。今も「新しく記事を書く」の画面が出るのに10分の時間を要しました。こちらのADSLは公称2M、実質は200K以下という、トホホなスピードです。近くに電話会社のビルがあるのにー。
それで、ヤフーブログに移動し、同じ題名で展開を始めております。
ヤフーでは、マレーシアの情報も少しずつお知らせできるかと思います。
長い間、拙文にお付き合いいただき感謝しております。
それでは皆様、さようなら!
マレーシア移住計画
突然何を…とお思いでしょう。マレーシアに移住するのです。
観光ビザではないので手続きが大変。
今日も、あまり聞いたことのない運送会社と連絡を取りました。
そんなこんなで大忙しなのです。
少し前に帰国したので、その様子をどうぞ。
今回はクアラルンプール(以下KL)在住の友人宅にお世話になりました。
初日にご馳走になったドラゴンフルーツ。あっさり味。
色彩がやっぱりトロピカル。おいしい!
マラッカにて。ここは海峡を巡って、イギリス、
オランダ、日本が争奪戦を繰り広げた。
それぞれの国の影響を感じさせる建物がある。
トイレのことは「タンダス」。なんだか分かりやすい(笑)。
トイレのそばにはイスラムの祈りの部屋が。
さすがイスラム教が国教。
ジャスコKL内のお馴染みタワレコ。
今、マレーシアでは日本のドラマが大ブームらしく
DVDやVIDEO-CDで並んでいました。
購入したCD。パット・メセニーのこのアルバムは
日本で試聴してもどこが良いか分からなかったのですが、
赤道付近のKLで聴くと、何ともスムースで心地よい。
1枚1000円くらい。マレーシアの物価は日本の3分の1
だから、現地の感覚で3000円くらい。地元の人には贅沢品かな。
マレーシアの経済発展の象徴、
ペトロナス・ツインタワー。
現在、高さは世界第二位。
地下はコンサートホール、1階から5階くらいまで
ショッピングモール(紀伊国屋もある)。上階はオフィス。
突然の「進路変更」でお友達の皆様を驚かせてしまいました。
5月17日に旅立ちます。
ではまた。
韓国のクラシック・レーベル:YEDNANG(イエダン)
韓国で本格的クラシック・レーベルが始動した…と思ったら、もう日本との契約を打ち切るらしい。タワレコで1枚何と590円という大幅値下げを行なっている。
この「イエダン」というレーベル、本家は韓国の大手マネージメント会社で、ヨン様やチェ・ジウなども手がけている。その余力でクラシック・レーベルを始めたのだろか。
旧ソヴィエト国営放送の音源、しかもこれまで未発表だったものばかりを次々にリリース、というファンにはうれしいレーベルだった。しかも装丁は、通常のCDケースに美麗な厚紙ジャケットが付き、リマスタリングは24BITという気合いの入れよう。だがやっぱり韓国だなというアラも見えるのが正直なところだ(偏見ではありません。念のため)。
中身は正直、玉石混交。それだけに掘り出し物もある。
なんと言っても録音の少ないムラヴィンスキーの幻の演奏が聴けるはうれしい。
モーツァルト/フルートとハープのための協奏曲&交響曲第33番
1983年&1964年録音(残念ながら両方ともMONO)
秀逸なジャケット(だけど写真は左右反転)。
音はテレビのイヤホンジャックからラジカセに出力したような悲しい状態。
映像も残っている音源かもしれない。高音、低音共にカットしたような音である。
だが演奏は素晴らしい。どちらの演奏も聴き始めから数分で音楽に引き込まれる。
いわゆるウィーン的な優雅さは皆無だが、ピーンと張り詰めたすがすがしさを感じる。
チャイコフスキー/交響曲第5番
1982年録音(ステレオ)
これは巨匠最晩年の貴重なステレオ録音。録音は鮮明で、3楽章のヴァイオリン両翼配置、
楽器の定位なども安定している。
音も演奏も、恐らくMELODIAのものよりも格上。
ムラヴィンスキーの非常に厳しい音楽に対する姿勢を、音の悪さというストレスなしに味わえる。
絶対のお勧めである。
他にガウク対ムラヴィンのベートーヴェン「運命」聴き比べ盤なども良い。
韓国に旅行に行くときなど、「イエダン」の新譜を地元のCDショップで探すのはいかがだろうか。
ジョン・コルトレーン/バラード(デラックス・エディション)
「真面目で愚直」。わたしはコルトレーンのことをこのように思っています。
ですが世の中、流暢でカッコイイ人ばかりが魅力があるわけではありません。
真面目で愚直な人が一生懸命やっている姿に心打たれたりしますね。
コルトレーンの「バラード」を聴くたび、そんなことを思います。
「僕はこれだけは絶対に伝えたい!!」みたいな迫力を感じます。
本編の感想、解説は出尽くしていますのでやめましょう。
この作品はコルトレーンの楽器の調子が悪く、やむを得ずバラード集になったような
うそ臭い?ストーリーが言われていますが、この「デラックス・エディション」の発売で
やっぱりアグレッシブだったのね、ということになりました。
つまりハイテンポ、ハイトーンの曲が吹けなかったのはウソ?というわけです。
輸入盤を購入したのでよく分かりませんが、どこぞの大学に研究資料として贈呈されていた
未発表テイクが14曲も盛り込まれています。
バラードとは絶対に言えない「グリーン・スリーブス」(5テイク)が白眉です。
イントロを聴いて「あれ?どこかで聴いたことが・・・」そう、「マイ・フェイバリット・シングス」にそっくりです。
コルトレーンの歌い出し、マッコイ・タイナーの間奏とソロも似ている。だけど名曲名演だから許せます。
それにしても同じ曲に5テイクもかけ、しかもどれも違うスタンスで臨んでいるところなどさすがです。
トリノ五輪の珍事
まあ書くほどのことでもないのですが。ジャズにもクラシックに関係ないし。
うちの妻が先日の朝刊を見て
「トリノって開会式でブタ切ったの?宗教??風習???」
わたしが新聞を見ると「トリノ五輪、火ぶた切る」と大見出しで書かれていました。
わたしはすぐにタコ糸でがっしり巻かれた肉汁たっぷりのチャーシューを連想してしまいました。
うちの妻は一応精神的肉体的に「正常」の部類に属しますが、たまにまじめに面白いことを言います。
辞書で調べてみますと
「火蓋(ひぶた)」は、「(昔の鉄砲の)火縄銃の火皿の火口をおおうふた」のことで、「火ぶたを切る」の本来の意味は「火縄銃の火蓋を開いて点火の用意をする。また、発砲する」(『日本国語大辞典』小学館)ことです。これが転じて「物事に着手する。行動を開始する。競技や戦いを始める」という意味で使われるようになりました。
とあります。
まだ結婚する前ですが、わたしの敬愛する伊丹十三監督が自殺したときに、すぐに電話をくれました。
そして「あなたの好きな『いたん・とみ』自殺したけど、落ち込んでない?」
いたん・とみさん。どう考えても92歳くらいの腰の曲がった婆さんです。
こんなことが日々生じる楽しい我が家です。