トリノ五輪の珍事
まあ書くほどのことでもないのですが。ジャズにもクラシックに関係ないし。
うちの妻が先日の朝刊を見て
「トリノって開会式でブタ切ったの?宗教??風習???」
わたしが新聞を見ると「トリノ五輪、火ぶた切る」と大見出しで書かれていました。
わたしはすぐにタコ糸でがっしり巻かれた肉汁たっぷりのチャーシューを連想してしまいました。
うちの妻は一応精神的肉体的に「正常」の部類に属しますが、たまにまじめに面白いことを言います。
辞書で調べてみますと
「火蓋(ひぶた)」は、「(昔の鉄砲の)火縄銃の火皿の火口をおおうふた」のことで、「火ぶたを切る」の本来の意味は「火縄銃の火蓋を開いて点火の用意をする。また、発砲する」(『日本国語大辞典』小学館)ことです。これが転じて「物事に着手する。行動を開始する。競技や戦いを始める」という意味で使われるようになりました。
とあります。
まだ結婚する前ですが、わたしの敬愛する伊丹十三監督が自殺したときに、すぐに電話をくれました。
そして「あなたの好きな『いたん・とみ』自殺したけど、落ち込んでない?」
いたん・とみさん。どう考えても92歳くらいの腰の曲がった婆さんです。
こんなことが日々生じる楽しい我が家です。