せっかくの休日…。
わたしにとって休みということは、一人もお客様の予約が入らなかった日になります。
今日はほんと久しぶりのお休みにもかかわらず、カゼで寝込んでしまいました。
今日中に治すように妻に厳命されております。
オーディオの話を。
わたしは以前から一番胡散臭いオーディオ製品は「ケーブル」だと思っております。
だってスピーカー以上に高いスピーカーケーブルとか、アンプ以上に高いケーブルとか。
と言っても、わたしが使っている機種に比べて高いという意味ですが。
そんなに高いケーブルを買うなら、わたしは数十枚、未聴のCDを買いたい。これが本音です。
「ケーブル」の世界にのめりこむことはよく地獄と言われております。
わたしの基本的な考え方としてはケーブルでいろいろ音を変えると、結局、オーディオ本体の性能やクセが分からなくなるのではと考えています。ミュージシャンが目指した音とかも。
最低限のこととしてスピーカーケーブルをメートル80円のカナレのものに換えました。
カナレのケーブルはスタジオやコンサートホールの標準仕様ですから間違えはないかと思いました。音はかなり変わりました。
もう少し何かできないかと。
そう思ったのは達郎の「ソノリテ」を購入してからです。今回のアルバムで達郎の音は良くも悪しくもシルクからコットンのような肌触りに変わりました。
まあまあのオーディオを使っている(つもりでいる)わたしとしてはこれが達郎の目指した音なのか考えさせられました。
原点に立ち返ってみて、ふと考えたのは、せっかく音の出口をきちんと整えたのに、音の入り口、
つまり、CDプレーヤーとアンプを接続するRCAケーブル(ピンケーブル)はどうかということです。
取りあえずスタジオ仕様にしようということで探してみると、意外と安価なもので2500円で入手できました。
CD1枚くらいの投資はOKだろうということで。これもカナレのものでヤフオクで見つけました。
結果としては、かなり良好です。
問題の達郎の「音」、これはかなりピンケーブルのせいでした。
かなり伸びやかに、そして(他のソースも)芳醇になりました。
またセンターのヴォーカルもぐっと張り出してくるようになりました。
今までは入り口の時点で、汚れた水道管を通らせていたのでしょう。
標準のケーブルに差し替えるとやはり以前のくもった音になります。
まあ、オーディオ機器に付属するケーブル類は通電確認用くらいの用途なのでしょうか。
しかし、ケーブルに関してはこれくらいでやめておくのが得策かと思います。
わたしとしてはケーブルにお金をかける事は、やはり、水道管を純金にするような居心地の悪さが伴います。